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 うわあああああああん
(´д⊂)(突然号泣;)

 書けた、書けたよいさなさあああああん!!!
 あーもう、あーもう! やれば出来る子ルルちゃんのような真似をしくさっておりましたが、やっと…やっとここまで来ました。

 ようやく、ようやくクライマックスです!(またか)

 ティーナが自身の身体と力を取り戻し、竜まで召喚しちゃったくらいにして!(ラズリと違って魔法の詠唱がいらないのは、まあ特別なんですが、その辺りの種明かしは次回以降で。当の本人も現時点で半ばわかっていないところも多々ありますし;)次回からはやまのさんのお得意ターンでがっしがっしと最終決戦を書いていこうと思います!!

 いやー、それにしても長かった! ここまで昨年のいさなさん担当から引き継いだ際にプロットというか、あらすじは出来ていたんですが(そう、ガルオンさん登場後、その先のティーナと絡める辺りまでぼんやりとアウトラインは出来ていたんだ…)、肝心の! どうやってセシリアがティーナだということをガルオンさんに気づかせるか、そのきっかけを思いつくことが出来なかったんです。

 当初は…もっと情けないというか、アルトゥンさん宅の家庭の事情でもやらかそうと思っていたんですが(^^ゞ

「お父様、あたし知っているのよ。お母さまにナイショで…していたってことを」

「そ、それは…! ――え。じゃ、それじゃあ、もしかしておまえは本当にティーナなのか…?」

「そうよ、お父様! やっと気づいてくださったのね!」


 ――とまあ、こんなノリでシメようと思っていたのですが、その肝心の“ちょっと情けない感じのガルオンさんとティーナだけが知りうる秘密”の内容が実は今月になってもできなくて、だんだんとその場面は近づいてくるは、でも私は納得がいかないわで(おかーさんが丹精込めて作ったセンターラグを誤って破ったとか、泥酔して犬の尻尾ふんづけて追いかけられてお母さまが丹精こめて作った薔薇の生垣をめちゃめちゃにしてしまったとか、まあなんか凡庸だったんですわ;)うーんうーん、どないしたらこうぱーんとインパクトある思い出し方をするかなあ…と思っていた、ら!

 マクロスFを観たんですわ。

 はーい、もうおわかりですね!
 ランカちゃんの「アイモ」を口ずさんでいた、という(^^ゞ
 恋とメカとアクションの超!銀河ラブストーリーは伊達じゃなかった!(笑)

 さすが菅野さん、菅野さん! エスカでアクエリオンでマクロスな菅野さん!(並び方としてはマクロスプラス→エスカ→アクエリオン→マクロスFだと思うけど;)さすがです、すばらしいです、ハラショー!ですvv

 そうだよねえ、祈りも魔法も言葉も全て超越するものがあるじゃないですか(…という極端な考えに至るのは私がZABADAKで創作サークルやっていた、っていう経緯もあるんですが(^^ゞ)そう、それは歌ですよ!!

 今週のマクロス観たらまさにそんな展開になっていて(初代マクロスもそうだったけど。アイドル、リン・ミンメイでゼントラ軍を骨抜きにしちゃう、ヤック・デ・カルチャー!(笑) 私の中ではきゅーんきゅーん♪きゅーんきゅーん♪私の彼はパイロット~♪でした。ランカちゃんの「星間飛行」はまさにその「私の彼はパイロット」を踏襲した超!アイドルソングであのフリつけにもぎゅんぎゅんきた!(爆)

 ――まあ、マクロス話は置いておいて(^^ゞ

 いったい何番煎じだよ、っていう感じですが歌をもってきました。
 「ゲド戦記」(映画)でも可、です。あれも音楽が良すぎた!
(もちろんサントラも、歌集も持ってます!)

 …てか、何気にエヴァとか入っているよねあれね!(笑) それわかっててわざと入れてますけどもね!(をいをい)

 でもって、あいかーらずのデタラメロボット翻訳に頼りましたが(^^ゞ
 古い言葉ということでギリシア語で文章作ってもらいました。
 でも文字化けとかあって読めない箇所あるんで、そこいら辺りが竜語ということで(^^ゞ 

 あ、原詩というか元歌は日本語です。それを英語に直してさらにギリシア語、という二段階踏んでます。

 でもって英語に直ったものを再度日本語にしてみたら…全然原文になりませんでした(笑) まあ、そんなものですね、しょせん。

 ちなみにこんな感じです。

昔、昔、その昔
かつて人と竜は一つだった
互いが互いを支えていた
なくてはならない半身だった

大きなものは小さなものへ
小さなものは大きなものへ

祈りも言葉も力も食べ物も
分け隔てなく等しくあった

けれどある日 ある時 ある場所で
火の風吹いて二つは分かたれた

竜は西へ
人は東へ

そして今も彼らは離れて暮らす
それぞれがそれぞれに
それぞれであることを良しとして

それでも忘れず覚えていよう
かつて人と竜は一つだった
互いが互いを支えていた
なくてはならない半身だった

大きなものは小さなものへ
小さなものは大きなものへ

祈りも言葉も力も食べ物も
何ら惜しみなく分け与えられていた

だからいつかもういちど
互いが互いを求め、認め合う時が来たら
記憶を遡る伝を忘れないでいるために
シルシをひとつ、残しておこう

世々限りなく続く空の下
瞳に澄んだ青空映し
歌い継がれていくこの歌こそ
確かな約束の目印にして


 …うん、確かに「ゲド戦記」だこれ(爆)
 まあ竜が出てきて魔法で、っていう時点でもう「ゲド戦記」なんですがこの話(笑)

 魔法学院出てきた時点でハリーポッターシリーズだしね。ちなみにやまのはハリポは三巻どまりです。図書館で半年待ちとかで続きを読むのを断念して早何年って感じです。今なら中古本屋さんに行けば揃っているような気がしますが。ゲド戦記も新書版をぶくおふで全巻揃えたしね。好きになったのはそれこそ二十代の頃なのに(笑)

 本編にこの詩全文は出さないような気もしますが、断片的に出てくるかもしれないです。

 いきなり歌を思い出した辺りでティーナが別人になってしまいましたが(笑)まあそこはヒロインの特権てことで(をい)見せ場ですよ、ええ。それまで不憫で不憫でならなかったものですから、あの子。

 ようやくファナトゥを出ることができて(あれ、まだ完全にどっか行ってないけど、まあいいや)私もやっと安堵しました。

 このままラズリと会えなかったらどうしやう! とか、世界を救えなかったら無によって消滅! いやーっ(絶叫)とかね。

 久々に楽しかったです、書いていて! ものごっつう筆が進む進む…あ、今はパソだからキーを打つ手が神がかってましたよ我ながら!(笑) 何せ書きはじめ、土曜の夕方、完成今ですから(爆)古詩を入れたのも影響ありまっすが、大台いったもんねページ数(やまのはA4サイズデフォルトのワープロソフトで縦書きで書いてます)。ひゃっほーいって感じです(^O^)

 さて、完結までにはもう一山…いや二山超えて海渡ってくらいはあるかもしれませんが、ラズリに会えるよティーナ! 二人手を合わせてバルス!だよ(しません。多分)うほほーい! 

でもまあ、ラピュタは完璧だな私の中での少年少女ファンタジー物語鉄板! あれが原点なんだなあといつもファンタジーというかコテコテなテンプレ話を書きながらいつも思っています。
そう、テンプレなんですよしょせん。それの亜流にすぎません、ははは。でもそれをいかに盛り上げてエンタメにもっていけるかが醍醐味だと思っていますんで、足掛けそろそろ三年くらいになりそうですが(夏過ぎたらもうそれくらいになるよ)、大風呂敷広げた責任を取って、これからまとめに入りますよ!

 あー、ディルナスさんこれからどうしよう。ラズリとの絡みとかひと悶着とかぜってーあると思うんですが、絶対ラストはプロムで〆ますから!(笑。ミも蓋もない暴露の仕方…)。
 またしてもちまちまと書き進めてまいりますので、どうぞ生温く行く末
を見守っていてくださいませ♪

7月に入ってからはさらに更新がゆるやかになりそうですが(ちょっと、枢木さん誕生日企画しようとしてんのにっ進まないよ)それでも放置プレイかまして滞らせることのないよう、いつも心にティーナとラズリを留めておきますからね!(笑)

ギアスの二次創作に比べたら格段に書きやすいんだよねやっぱり一次は。どうも気負ってしまうんだなあ、二次は(^^ゞ 

** **** ** **** **** ** **** ** **** ** **** ** **** ** ****



「あの…。セシリア…様?」

 ガルオンは困惑の表情を浮かべたまま、自身の正面の位置に現れたティーナであるところのセシリアとディルナスの姿をしげしげと眺め入る。

 はて…。今のは自分の空耳だったのだろうか?
 セシリア様が、こちらに向かって言い放った言葉、それは…。

 “お父さま”

 ――まさか、そんな。ありえない。

 即座に自身の疑念を払拭すべく、ガルオンは軽く首を振る。

 彼を父と呼ぶのは、娘と息子の二人だけ。

 しかも娘・ティーナは現在ロータスの魔法学院に在籍中だ。

 それに、息子は母親のそばからまだまだ離れたがらない盛りの幼子。その上、この時間中は王都の自宅に妻と一緒にいるはず。

 何せ昨夜、ガルオンは家を発つ前にその二人に挨拶を告げてから迎えの馬車に乗ったのだから、それはもう確かな証しともいえよう。

 もちろんティーナとて同様に。

 たぶん今頃は、卒業と同時に魔法使い資格試験に合格することをひたすら目指して大いに勉学にいそしんでいるであろう。

 そんな彼女が、このファナトゥまでわざわざ足を運ぶ理由がそもそも見つからないのだから、当然ともいえた。

 …と、ガルオンがそこまで思いを巡らせたのも束の間。

 「聞いたわ。お父様がいらっしゃっているんですって?」

 「ティーナ、おまえまさか…!?」

 たっと小走りで玄関ホールに姿を現した少女の姿にガルオンは釘付けとなった。

 「ご無沙汰しております、お父様。長らくお会いしておりませんでしたが、こちらにてお目にかかれて大変嬉しうございます」

 ぺこり。弾みをつけて彼女が頭を下げれば、ゆるやかにウェーブがかっ
た長い黒髪が自然と垂れ下がる。

 そして再び顔を上げれば、そこにはまさに見覚えある懐かしい顔が。にこやかに微笑を浮かべる自身の愛娘・ティーナがいたのだった。

 「ああ、ガルオン様。ご連絡が遅れて申し訳ありませんでしたが、彼女は数日前からこちらの屋敷にお客人としてお越しいただいていたのですよ」

 「は、はあ。そういったご事情でしたとは、あいにく実親である私とて恥ずかしながら今の今まで存じずに大変申し訳ありませんでした」

 現れたティーナに対しそっとほほえみかけながら、ディルナスはガルオンにこれまで伏せていた事情を説明しだすと、彼は暑くもないのに額に汗が滲んだような気がして、慌てて手の甲でそれを拭いはじめた。

 「…いえいえ、そんな。めっそうもございません。今回は母と気の合いそうな話相手にふさわしい人選をと思いましてね。勉学にいそしんでいるところを大変申し訳ありませんが、学院長に頼んでぜひにと特別にお呼び立てした次第でして…」

 「そ、そうでございますか。…その、まさかうちの子にそんな大役が務まるとは露ほども思っておりませんでしたが…」

 「ははは、そんなご謙遜を。とても明るくて務めて熱心ですよ彼女は。まだこちらにいらして日も浅いですが、彼女の手厚い看病の成果がありましたせいか、母もそれで少しお気持ちが平らかになりましてね。昨夜まではとても心安らかに過ごせていたのですが、今朝方このように急に容態が急変しまして…」

 「そうなんです、お父様。セシリア様、大分お加減が悪いご様子でいらしたから、あたしも本当に気が気じゃなくて…。何かお手伝いできることがあれば、もう少しこちらに寄せさせていただくつもりでおりますのよ」

 いかにもセシリアの身を案じている、とでも言いたげに表情を曇らせ、心配そうな素振りではあとため息まで混じらせるセシリア=ティーナ。

 そんな彼女に向かってガルオンは、やはり父としての立場からの配慮を見せ、いくつかの含蓄ある言葉をかけてやるのだった。

 「ティーナ、おまえがそう言うのなら…。しかし、あまりご迷惑をかけてはいけないよ。セシリア様のご病状はとても重いのだから、お屋敷中響くような声を出したり、駆け回ったりしてはしゃぎすぎたりしないで、よくよく気をつけて看てさしあげないと…」

 「はーい、はいはいっ。んもぉ。そんなことくらいわかってます、お父様っ。っていうか、あたしのこと幾つだと思っていらっしゃいますの? そんなこと、けっしてやってませんからねっ。あたしはちゃーんとセシリア様の看病をさせていただいてますぅ」

 「うーん。その、おまえの元気よすぎるところがちょっと心配なんだよ、お父さんは」

 「まあ、ひどいわ。お父様ったら…!」

 朗らかな笑い声が玄関ホールに谺するかのように響き渡った。

 ティーナとガルオンの、まさに実の親子らしいほのぼのと交わされた会話は、それまで緊迫していたその場をほっくりと和ませる役目を担ったらしい。

 そうか、ティーナが。そうか――。

 よくよく考えれば多少なりとも無理がある設定の上、ディルナスからの要請にしても実にあいまいな経緯だったが、ガルオンはティーナがその場に出現した途端、何故かすんなりとそれを受け入れてしまったらしい。

 彼女が、現れてから……。

 そう、ガルオンはこの期に及んでも、一切察することも、また知る由もなかったのだった。

 ティーナ、セシリアであるところの彼女が、ガルオンの前に姿を見せるほんの寸前に、自分に対してわずかながらの魔法を使ったことなど。

 “自分の言葉は全てが真実。嘘偽りなく本当のこと。何故なら私こそがガルオン、あなたの実の娘、ティーナ・アルトゥンに他ならないのだ。故にそれをよくよく心して、以後の話に耳を傾けるようにせよ”

 そう、思い込ませるまじないをセシリア=ティーナは彼に施したが故に、こちらの、幾度となく自分がティーナだと主張を繰り返すもう一人を、確かにセシリアだと認識を強めたのだった。それこそ完全に、まこと疑いなど欠片として持ちようはずもなく。

 何故なら本当のティーナは…ほら、それ、すぐそこに、ああしているではないか、なあ…。

 そう、彼は即判断を下したのだった。

 セシリア…彼女は他でもない完全に自分の受け持つ患者の一人であり、元王族にして現王の実妹 降嫁した後の現ファナトゥの領主にしてデヴォンシャー公妃という肩書きを持つ。そして彼女のそばに控えているのが養子である息子、ディルナスなのだから、これはもはや間違えようがないという見解を伴って。

 しかし――。

 「お父様、あたしですっ。ティーナです…っ! セシリア様じゃないんです! あたしの方が本当のティーナなんですっ」

 なおも言い募る彼女、セシリアの切なる叫びに、ガルオンは困惑気味に眉をひそめながら、ためらいがちに自身のそばにいた邸内の使用人の女性へと視線を移した。

 すると、当のガルオンを出迎えた彼女は遠慮がちにおずおずとしながら上目遣いに主人であるところのディルナスを見やる。

 そうして、無言のまま二転三転しながらこの件に関しての采配は、当然の如く、屋敷内を取りまとめるディルナスに委ねられることとなったのだった。

 「…ガルオン様」

 ゆるり、微笑むディルナス。

 彼は、まるで何事も事件など起きていないかのようなおだやかなまなざしを浮かべると、名指しされた当の本人を真正面に据えた。

 もちろん、先ほどからティーナであるところのセシリアを背後からがっちりと捕らえて片時も離そうとしない、ままで。

 「かようにお見苦しいところをお見せしてしまいまして、大変申し訳ありません。ですが、やはりこれ、この通りの状況ではガルオン様に母をご検診いただくのも忍びありませんし。ええ、ですから、どうか今日のところはお引取り願えませんでしょうか」

 「いや、しかし…」

 弁舌さわやかに、よどみなくすらすらと、臆面なく並べ立てるディルナスに対し、ガルオンはわずかながらに語尾を濁した。

 ディルナス側の立場からすると事由は確かにもっともで、口調もその内容も、聞いている分には一見何ら含みなどないように思えたが、実際はあからさまに家宅侵入今後一切お断りの常套句にすぎなかった。

 言葉のマジックさながら、実に丁寧にオブラートにくるまれてはいたが、その真意としては「お取り込み中につきあしからず。つーか、お前さまどえりゃージャマだがや。いいから四の五の言わずにとっとと帰ぇりやがれ、このクソカスボケェがっ」…というような意味合いでしかなかったのだ。

 「お言葉を返すようで恐縮ですが、ディルナス様。今日はその、先日予定しておりましたセシリア様の定期健診が急の王宮会議が執り行われた分の代診ですので、また後日に日程がずれこみますと、それこそ薬の処方が間に合わなく…」

 「ですから、ガルオン様?」

 「は、はい」

 「聞こえませんでしたか、私の申し上げましたことが」

 口許には絶えず笑みを浮かべていたが、目は口ほどに物を言う、とばかりに、ディルナスの視線は冷ややかかで、なおかつ絶対的な意志をも感じさせるのだった。

 「母のこのような度の過ぎた興奮状態では、診察など土台無理な状態だということが、貴方様も様子をご覧になられて、すぐにおわかりになりましたでしょう? ですから、どうぞそのまま王都へお戻りくださいませ。母が通常通り、ある程度の落ち着きを取り戻しましたら即使いをやりまして、お越しいただけますようこちらからお手配をいたしますので、その際はどうぞよろしくお願い致します」

 「は、はあ…。ディルナス様がそうまで仰るのであれば、それでこちらは異論ありませんが。ですが…その」

 「…ああ、そうでしたねえ。ええ、どうぞどうぞ。お帰りにはうちの馬車をお使いなさってくださいガルオン様」

 ちらちらと乞うような視線を送っていたガルオンの意図を汲んだらしく、ディルナスは間髪入れずに合いの手を挟んだ。

 それこそ両手がこうしてふさがっていなければ、ぽんぽんと掌を叩きながら返したことだろう、そんな場の雰囲気で。

 「いや、どうも。毎度ながらディルナス様のお気遣い、痛み入ります。大変かたじけなく存じますが、できましたらこの際ぜひ、お願いいたしたく…」

 「いえいえ、困っている時はお互い様ですよ先生。これくらい、ほんのお安い御用です。大したことではありませんから」

 「そ、そう仰っていただけると、本当に助かります。そのー、ここまで来るのに利用してきた駅馬車は帰したばかりでしたから、この際ディルナス様直々のお言葉に甘えさせていただきまして、ひとつお世話になります」

 「そんな、とんでもございません。こちらにおいでの際はいつでもお好きにご利用なさってください」

 「は、いや恐縮です」

 「それにしても本当に難儀なところでしたね、先生。定期便もこんな田舎では本数も少ない上に、停車場まで出るのも屋敷の敷地を出てから半時以上かかりますから。…どうぞ道中お気をつけて」

 にこり。客あしらいに長けたディルナスの常套文句の連なりに、ガルオンはセシリア=ティーナの魔法がかかっているせいもあろうが、今度こそ合点がいったらしく、実に納得して深く頷く。

 そして次にまたしても指示を仰ぐような視線を、今度は直接ディルナスに送るガルオンに対し、彼はこくりとうなずき、すっと顔の向きを屋敷内使用人の彼女へと変えるのだった。

 すると彼女も館の主人であるところの彼の意を正確に汲んだようだ。礼儀に則り、うやうやしく一礼をした後「では、仰せの通りに」とばかりにすっとその場から立ち去りかけては、ガルオンを導くような手の動きを示す。

 「どうぞこちらです、ガルオン様」
 「は、はあ。では…頼みます」

 二言、三言そんな会話が交わされてすぐのこと。
 ガルオンはぺこりとディルナスに頭を下げてから、先頭に立った彼女に続き足を踏み出した。

 「じゃ、あたしお見送りに行ってきますね、ディルナス様」

 「ああ、ティーナ。いろいろと申し訳なかったね。せっかく君も父君にお会いできたというのに、こんな運びになってしまって…」

 ティーナ、いや今は中身セシリアであるところの彼女に向かってディルナスが実にすまなそうな口調でもっともらしい気遣いを見せると、当の本人は「いいえ」と即座に首を振ってそれをやんわりと制する。

 「そんなことありませんわ、ディルナス様。学校の長期お休みでもなければけしてお会いすることなどできないお父様と、遠路はるばるファナトゥの地でこうしてお目通りが叶ったんですもの。こんなに嬉しいことって他にないわ、本当よ」

 いかにも物分りのよい、いたいけな娘として偽りの姿を垣間見せながら、急いで父であるガルオンの後に追うセシリア=ティーナ。

 ディルナスに対し、そっと手を振りながら、実に清々しい表情を残して彼女もまたその場を後にするのだった。

 そんな…っ!? お父様がお帰りになさってしまうだなんてっ。

 ティーナは慌てて肩越しに首だけディルナスの方を向き、きっと鋭く睨みを効かすが、当の彼には全く効果なかった。

 それどころか、彼女の視線に気づいたディルナスはちろと目線をずらしてそれに応じるものの、すぐにまたガルオンの方に戻してしまいまったく相手すらしようとしない。

 完全無視の上、黙殺、対応拒否。それどころか、自身を拘束する手に力をこめて、ますますもって彼女の緊縛を強めるばかり。

 「…つっ!」

 脊髄反射的に痛みを感じてくっと顔をしかめながら、それでもティーナはディルナスやセシリアに屈服する気も、降参する意志もさらさらなかった。

 このような目に遭っていようとも、彼らに対する抗う気持ちを忘れることはもとより、けして失うことなどなかったのである。

 だが、現実問題はそれだけではすまなかった。

 セシリアの姿となった上、魔法もとんと使えないとなると、どう転んでもティーナには不利な状況でしかないのだ、これまで以上にこれ以降も、ずっと…もしかしたら永遠にこのままで――。

 ぞわり。ティーナの背筋に、ひどく邪悪で嫌悪感に満ちた戦慄が走り抜けた。

 いや、いやよ。それはいや。

 でも――。

 どうすればいい? ねえ、あたしはどうすれば…。
 何をどうして、どうすれば、あたしがティーナだってわかってもらえるの、お父様に。

 お母さまがお父様に嫁ぐ前の家名を言う? 
 王都にある自宅の所在地を番地から正確に伝える?
 それともあたしの誕生日、その時の天文座標の位置、血液型番…。

 …いいえ、いいえ。全てダメよ、そんなのあたしがティーナであるという決定的な証拠になんてならない。

 だってそれしきのことぐらい、誰だって難なく調べられるはずだもの。

 ティーナは苦悶のあまり眉根を思い切り寄せ、ぎりと歯がみをしてその悔しい想いを痛切に耐えた。

 個人情報や統計学的データの全ては、ロータスの魔法学院に入学する際、各個人名義の情報収集水晶柱に移行させた上、厳重なる事務庫に名簿順に保管されている。

 ……しかし、ミランダが。ディルナスの思うとおりに動ける手足としての役目を負う彼女が今もって彼らの傍に控えているのならば、かつて学院に保健医として潜入していた経緯から、さも簡単にそれらを引き出すことができよう。

 いやむしろ、彼女が彼らと関わっていたからこそ、ティーナの個人データを入手することなど何ら造作なくやってのけられるに違いない。

 ましてここにはいるのは、まぎれもなくティーナ本人。…例え器だけ、だとしても、だ。

 ミランダが入手したそれを使えば、名実ともにやすやすとティーナ本人になりすますことなど全くもって不可能ではないのだ、本当に。

 「いやっ、いやよお父様…っ!!」

 たまらずティーナは再び絶叫する。

 その悲痛なる叫びに、さすがのガルオンも数歩進みかけた足をぴたりと止めてその声の方を振り返った。

 「セシリア…様?」

 ガルオンが見たのは、自分へと全力でもって訴えかけるセシリアの壮絶なまでの姿だった。

 何度も頭をかばり振ったせいもあるのか、髪は大いに乱れ、身につけた寝間着も大分着崩されている。

 さらにその顔ときたら、もう…。

 普段の彼女を見慣れた者とてつい目をそむけたくなるほど、清楚で楚々とした面影など全てなくし、涙と鼻水にまみれぐちゃぐちゃに汚れた、何とも惨めでむごたらしい姿をその場でさらしていたのだった。

 「ダメです、帰らないで。お父様、お願いします、どうか…っ!」

 「しかし…」

 ためらいがちにガルオンは自分の先を歩いていた屋敷の使用人に視線を移したり、すぐそばを一緒に歩いていたセシリア=ティーナをちらちらと見やる。

 だが、ティーナはそんな父に対し、変わらず叫び続けることをやめなかった。

 良策など何もない。妙案など一つとして浮かばない。
 だからこそひたすら、一生懸命に。
 なりふりなど構わず、一心不乱に。
 ただただ、自身こそがティーナであるという主張を繰り返すばかりだったのだ。

 「ティーナなの、あたしは。あたしが本当にティーナなの! だから、お父様っ。お願い、気づいて…っ!」


――ひとつ、大切なことをおまえに教えよう。
 
 
 その時、何故かティーナの脳裏によぎる父の言葉。

 あれは……いつのこと。
 そうだ……遠い昔、だ。

 まだ自分が年端もいかない幼き頃。父の膝に載せられ、頭をかいぐりかいぐりと撫でられながら教わった、ひとつのウタがあった。



 ――たいせつな、こと?

 ――そうだよ、ティーナ。アルトゥンの長子に生まれた者はね、薬学の知識と共に、とても重要なことを覚えなくてはならないんだ。…そういう、決まりになっているんだよ。

 ――ふうん。それは、いつからなのおとうさま?

 ――昔、昔、遥か昔の遠い日々のことだよ、ティーナ

 ――そんなに?

 ――そう。この星の大陸が東と西にたった二つきりしかなくて、人もあんまりいなくって。だけどね、ちょっとだけ今よりかは竜がいた頃の、その時からの古い古ぅい、謂われなんだ。

 ――りゅうがいっぱいいたの? …こわい?

 ――いや、けしてそんなことないよ。だって竜は人と友達だったんだから。

 ――おともだち!? ほんとう? りゅうとひとが?

 ――そうだよ。ずっとずっとね、とても仲良く暮らしていたんだよ。その時に交わした約束なんだよ、これは。

 ――じゃあティーナは、いっぱいごほんよむです! おくすりのことも、たくさんおぼえるです!

 ――いやいや。本はないんだ。紙には書けないんだよ、誰も。だって竜語だもの。

 ――しゅごい! りゅうは、おはなしできるんだ!

 ――そうみたいだね。 だからことづてなんだ。口伝でしか教えられないんだよ。 まあもっとも、竜は直接我々の意識に語りかけてくることが多いから、めったに言葉を必要とはしないみたいだけど。

 ――あの、えっと。…おとうさまあ、なんだかむつかしいですう。

 ――ああ、ごめんごめん。そんなことはないんだよ。いいかい、私の後について、ゆっくり言ってごらん。

 ――は、はいっ。

 ――いい返事だ。じゃあね、はじめはこうだよ、ティーナ。…




 「…Οι προηγο?μενοι χρ?νοι και οι προηγο?μενοι χρ?νοι, ?τι προηγο?μενοι χρ?νοι συγχρ?νω? το πρ?σωπο και ο δρ?κο? ?ταν ?να?. Μεταξ? του? ε?χε υποστηρ?ξει ο ?να? τον ?λλον. Χωρ?? ?ταν μισ?? του σ?ματο? που δεν γ?νεται. ?σον αφορ? σε οποιαδ?ποτε μεγ?λα πρ?γματα μικρ?, ?πω? για οποιαδ?ποτε μικρ? πρ?γματα μεγ?λα, δεν κ?νει διακρ?σει? την επ?κληση ? τη λ?ξη ? τη δ?ναμη ? τα τρ?φιμα, για να ε?ναι ?σο. Εντο?τοι? ?ταν ?ντα? μια ορισμ?νη ημ?ρα, ο α?ρα? τη? πυρκαγι?? που φυσ? στη θ?ση ?που ε?ναι, ανελ?τε αυτ? ?γειρε δ?ο. ?σον αφορ? στο δρ?κο στη δ?ση. ?σον αφορ? στο πρ?σωπο στην ανατολ?. Και ακ?μα και τ?ρα, ζουν φε?γοντα?. ……」


 そうだ、あたしは……。
 これを、知っている。
 幼かった時の自分ではなく、もっと昔の、あたしがあたしでなかった頃の、あたしが姿だった時分から。
 血が、骨が、細胞が、それを覚えている。
 どれだけ時が過ぎ、日々は流れ、時代を超えたとしても。
 けして、忘れてなんかない。
 ずっと、失くしたりもしない。
 魂のルフラン、精神世界のテーゼ。
 脳神経に刻まれた、消えることない記録であり記憶。
 だってこれは……竜とのやくそくのシルシ、だもの。


「……Καθ?να? αντ?στοιχα. Κ?νει ?τι ε?ναι καθ?να καλ? ?πω?. Ακ?μα και τ?τε δεν θα ξεχ?σετε και πιθαν?? θα ?χετε θυμηθε?. Συγχρ?νω? το πρ?σωπο και ο δρ?κο? ?ταν ?να. Μεταξ? του? ε?χε υποστηρ?ξει ο ?να? τον ?λλον. Χωρ?? ?ταν μισ?? του σ?ματο? που δεν γ?νεται. ?σον αφορ? σε οποιαδ?ποτε μεγ?λα πρ?γματα μικρ?. ?σον αφορ? σε οποιαδ?ποτε μικρ? πρ?γματα μεγ?λα. Η επ?κληση και η λ?ξη και ?ταν διανεμημ?νη δ?ναμη και τα τρ?φιμα, τι ?χι στι? εφεδρε?ε
 

 
 ……ねえ。そうでしょう? 竜。
 あたしとあなたが、今、出遭うのよ。
 ここで、この地で、血のつながりを超えて。
 懐かしくも新しい、虹の奇蹟の中で。



 「……?. Επομ?νω? ακ?μα μια φορ?, μεταξ? του? επιδι?κει ο ?να? τον ?λλον μια φορ? κι ?ναν καιρ? και π?τε για να αναγνωρ?σει, ?ταν ?ρχεται, χωρ?? να ξεχ?σει τη μετ?δοση που επιστρ?φει μν?μη, επειδ? ε?ναι, πιθαν?? θα αφ?σει τα σημ?δια 1. Πολ? αυτ? το τραγο?δι ?που κ?τω απ? τον ουραν? που συνεχ?ζεται χωρ?? περιορισμ?νο? στον κ?σμο 々, ο μπλε ουραν?? που ε?ναι σαφ?? στο μαθητ? αυτ? προγρ?μματα, τραγουδ? και συντηρ?σει? που πετυχα?νουν, σε ?ναν δε?κτη ορισμ?νη? υπ?σχεση?.……」

  
 ――え?

 ガルオンは、驚きのあまり目を思いきりよく見開いた。それこそ眼窩から眼球がころげ落ちそうなほど、大いに動揺の色を濃くして。

 それは…それは? 何故にセシリア様があれを知って…。

 まさか――っ!?

 慌ててガルオンは自分のすぐそばに控えていたティーナを見やる。

 彼女はガルオンの視線に気づき、びくと背筋を震わせたものの、すぐに口角を吊り上げて誤魔化し気味になんとか笑みの形をこさえるのだが、彼にはもうそんな小細工は通用しなかった。

 「セシリア様が…あれを知ろうはずはないのだ。あれは…我らアルトゥンの家に代々伝わる一子相伝の…。この世でそれを口ずさめるのは、私とそして――」

 「そうです、私ですお父様! ティーナなんです、私が!」

 セシリア、いやティーナが力強く言い放った。
 ガルオンがやっと、わかってくれた。
 自分のことをちゃんとティーナだと認識してくれたのだ。
 この歌でもって、それを確かな証し立てとして。

 「なんだ…それは。何故に…ティーナ、君がそれを…」

 ティーナの歌声に耳を傾け、すぐに動揺を示したのはガルオンばかりではなかった。

 背後からがっちりと彼女の身体を押さえ込むようにして掴み、ずっと離さなかったディルナス。
 彼は驚愕の表情を浮かべながら、思わずふっと力をゆるめてしまう。

 ――今ならっ。

 その間隙をついてティーナはばっと彼の腕を振りほどくと、一目散でガルオンの元へと駆け出した。

 ディルナスのしがらみからやっと解き放たれた彼女は、まるで勢いよく弾むゴムまりのように、軽やかな跳躍と共に、その場を去りゆく。

 そして、その瞬間には……。

 「ひぎゃああああああああっ」

 断末魔の叫びがその場を席巻し、ハッとして我に返ったディルナスが慌てて気がつきティーナの向かった後を目で追うと、そこには…。

 「――っ!? 母上っ」

 ディルナス、彼が自身の視界にとらえたのは床の上でもんどりうつようにして身悶えている…セシリアと、そして――。

 肩を上下に激しく動かし、息を荒げてはガルオンの手を取って後ずさりつつも彼の動向を警戒しているティーナの姿がそこにあったのだった。

 もう一方の手に、ぽうと光り輝く輪に包まれた涙型の石を高々と掲げながら。

 「ティーナ、君か…っ! 君がこんな…なんてことだ」

 「ごめんなさい、ディルナス様、セシリア様。…でもあたし、行かなきゃ」

 「母上に、何を…っ!? 何をしたんだ、ティーナ!!!」

 「…いいえ、何も。大丈夫です、ディルナス様。そんな心配なさらなくても。セシリア様と身体が入れ代わっただけだから。…ううん」

 くすり。ティーナは微かに唇の端に笑みを浮かべた。

 いつになく悠然と、父ガルオンなどはこれまでについぞ見た事などなかったぐらいに、自信に満ち溢れ、喜色満面といった笑顔で。

 「返してもらっただけ、あたしは。あたしの身体とそして、あたしがあたしであるという、大切な…証を」

 こくん。ティーナは手にしていた石を何ら躊躇もなく、そっと飲み込む。

 すると石は、ほんの少しも違和感など与えず彼女の口腔内を過ぎ、喉元を通り、それから――。

 体内に入り込んだとたん、拡散する力の粒子の感覚を、ティーナはとくと覚えるのだった。その身に確かに、しっかりと刻みつけながら。

 戻ってきた…これが。そうよこれが、私の力。

 脈々と連なるアルトゥンの血の系譜と、そして私自身に潜在化されていた絶対的魔法能力。

 「さあ、お父様。参りましょう」

 「参るとは…何だ。ティーナ、おまえ一体どこへ!?」

 「だってあたしたちは、行かなきゃならないんです。必ず…。彼が彼の地で苦戦を強いられているのを、黙って見過ごすわけにはいかないんですもの」

 「どういうことだ、ティーナ。訳がわからないぞ、私にはさっぱり」 

 「いいえ、お父様。終の覚悟を決めなければ、あたしたち人は。…いいえ、違うわ。森羅万象、生きとし生ける者たち、その全てが」

 ――だってもう、一刻の猶予もならないんですもの。

 ティーナは屋敷の玄関扉をノブも握らずに左手を勢いよくばっと掲げただけで開け放つと、ガルオンの腕をようようと引っ張っては、無理やり走らせる格好を取らせつつ外へ飛び出した。

 「…うっ」

 少しばかり薄暗かった室内から、完全に明るい表へと急に出たせいか、顔をそむけまぶたをつむねるガルオオン。

 そんな彼の耳にティーナの声はよく響き渡るのだった。
 荘厳なる鐘の響きのように、厳粛なる祈りの文句のように。

 いつしか自分が良く知る愛娘としての彼女ではないような錯覚すら、覚えるほどにまで。

 「さあ、お父様。 どうかご自身の目でお確かめください。彼が、あたしたちのためにわざわざ迎えに来てくれましたから」

 「……? ――っ!?」

 デヴォンシャー家の広大な庭の一部を丸々占有する、度肝を抜かさんばかりの大迫力シーンに、ガルオンは心ならずも口を半開きにして呆然とした表情を示しながらその場で硬直する。

 一方ティーナはそんな彼のことなどおかまいなしといった風情で、実に活き活きと、さらに嬉々としてガルオンの腕を引き、その存在を眼に焼き付けるが如く良く見るよう促すのだった。

 「そうです、今こそが旅立ちの時、です。古の契約を守り、人が求めるままに、その命を果たすために」

 くいと見上げたティーナの視線の先。

 そこには――。

 巨大な肢体は人を百人乗せてもゆうに余るほど誇り。

 大きく広げた翼は三階建ての屋敷の窓にも届くまで。

 人が三人ほど両手を広げてやっと持ち上げることが可能であるかのような、大きな眼球。瞳の色はアイスブルー。

 そして身体を覆う鱗は、陽の光を受けて七色プリズムに乱反射する、虹色輝くきらめきを四方八方に散逸させるのだった。

 そう、彼らの前に姿を見せたのは、竜。

 これまで誰一人として見たことなどなく、どの時代どの文献にも記述が一切記されてもいない、美しくもあり雄々しくもある、一頭の竜の姿が突如として出現していたのである。


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(続)
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いよいよ盛り上がってきましたね
お疲れ様でした!
なんだかティーナが急に凛々しくなりましたね。
ガルオンパパの助力を経て…と思っていたら、ティーナ、自力でがんばりましたね。
しかも、ラズリたちがあんなに苦労した竜の召喚までしてしまうとは!
それにしてもアルトゥン家、なかなか謎を秘めたお家だったのだなあと思いました。

さあ、次回はいよいよラズリと再会できるのでしょうか?!
ラズリもそうだけれど、アガシも元気でやっているのかしら…。
いさな 2008/07/02(Wed)01:46:04 編集
ティーナにがんばってもらいました♪
いさなさん、こんばんは。
感想コメントありがとうございます!

ティーナ父は父で、昔に色々やらかしてますから(セシリアさん関係で;)ティーナから真実を聞かなきゃ!ということで出したかったんですよねえ。親子対面、あんまりといえばあんまりな感じでしたが(^^ゞ

ティーナが竜を呼び寄せた、というよりも、竜の方がティーナを探してたっぽいので(笑)あんな感じになりました。
歌は本当にきっかけみたいなもので、それ自体に効力はないのですが、竜の方で竜語で歌う者がいたらそれが目印、みたいに思っていたのでしょう。
…よく知らないんですが(#゚Д゚)ゴルァ!!

ラズリとの再会はもうちょい先になりそうですが、頭の中ではラズリとティーナの再会時の会話をニヤニヤしながら妄想してます(笑)
これまでずっとティーナ→ラズリの感じだったのが、ラズリ→ティーナになりそうな♪

そうだ!アガシ!
彼は学院でどうなっているのかなあ;
ファナトゥ編になって以降、出番がめっきり減ってしまったので動かせなくなってしまったー。
でもここぞという時に出てきてほしいですよね!
「…ったく。ほんま、わいがおらんとなんもでけへんな、おまえら」みたいにちょいと鼻白みながら、飄々と登場してくれるといいんだけど♪
やまの URL 2008/07/03(Thu)00:30:00 編集
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