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…日付見て愕然としているのは何も我だけではないと思いますものの。


あははははははは\(^o^)/


約半年振り更新はいくらなんでもなかんべよ(-_-;)


――てなわけで。
ごっつ細切れ分割ですが; またしてもぽつぽつ更新で。

とりあえず中途まであらすじ書けた場面が三つほどありますので、
ひとつ書けたら息継ぎ(〃´o`)=3
またひとつ書いたら息継ぎ、という方式でいこうかと。

ものすごい久々過ぎてアレ書き方わかんべかおら、
キャラなんて設定なんてもう忘却の彼方ですだよヽ(´ー`)ノ

…と思っていたにも関わらずあまりにも書きやすくて我ながらびっくりした。。。
>今絶賛萌中の二次創作と比べて、だったんだけども(^^ゞ

あれ、なんか!
すごくスムーズに書けるんですけどなんでだ\(◎o◎)/
と思ったりなんだり。

前置きどーでもいいことばっかりでスミマセなんだ(^^ゞ
よかったら続きも読んでいただけると嬉しく思います。



ふいに唐突に、何の前触れもなく、ティーナは目覚めてハッと我に返った。

 ディルナス様…! それからセシリア様は…!

 寝起き直後でもあったせいか、あまり脳の働きは活発ではなかったが、それでも頭の隅に二人の顔がちらついたおかげで、慌てふためきながら跳ね起きる。

 しかし彼女ががばりと上半身を寝台の上に起こした直後、くらりと目の前がくらみ、そのまま反動でぱたりとシーツの上に逆戻ってしまう。

 え…ちょっと、待って。あたし…? えっと。

 自分は確か、よく眠ったはずだ。夢も見ないでぐっすりと。

 そのはず…だろう。

 眠る前の記憶は少しだけ曖昧になりつつあったが、時間がかなり経過している様子だけは何となくだがそれなりに判別がつく。

 だのに目覚めてなお、身体が泥のように重い。しかもこの全身に回るぐったりした虚脱感は果たして何なのだ。

 腕の筋力も足の動きも、身体機能が通常と異なり、どうも著しく低下しているようで、普段なら何でもないはずの寝返りも身じろぎも、息が弾み、胸苦しくなるほどこんなにつらいだなんて…!

 これはいったい…どうしたというのだろうか。

 自身の全くの非力さをいたく信じられないといった面持ちで寝台の上にだらりと寝そべったまま呆けているしかなかったティーナの耳に、こつこつとドアをノックする音が響いた。

 「失礼します」

 がちゃりと部屋の出入り口の扉が開き、頭を軽く下げて挨拶をしながら入室を果たしたのは、屋敷の使用人の衣服を着用した、ティーナにも見覚えのある若い女性の姿だった。

 「おはようございます。今朝のお目覚めはいかがですか? 今日もいいお天気ですよ。さあ、どうぞ。お外の様子をご覧くださいませ」

 ドアがぱたりと閉まり、にこにこと屈託ない笑みにくるまれた声音と共に部屋の中央からさらに窓際へと進み出た彼女は、両手を広げてシャッと遮光カーテンを開いた。

 ……まぶしいっ!

 いきなり窓から飛び込んでくる朝日のまぶしさに目が慣れず、思わずティーナは両の腕で顔の前を塞ぎ目をそらした。

 「さて、と。本日のお召し変えはいかがいたしましょうか? ご朝食の準備はもう整っておりますので、いつでも下のメイン・ダイニングにてお召し上がりいただけますが。…ああ、そうそう。今朝はディルナスさまが丹精をこめてお作りになられましたお庭の薔薇をたくさん切り分けてテーブルの上を飾ってくださいましてね、それはそれはとても綺麗でお美しいものですから、きっとお食事の間中お気に召されると思いますよ」

 ――ディルナス様!

 その名前を耳にした途端、ティーナの心臓は早鐘を打ったかのように鳴り響いた。

 そうだ、ディルナス様に…会わなければ。
 会って…そうよ、お話をうかがわなければ。
 一体、今、何が、どうなっているのか、ちゃんとした詳しい事情を。
 ここまでに至ってしまったありとあらゆる経緯を、その一部始終を聞かなければ。
 それから私の今後を…どうなされるおつもりでいらっしゃるの、かも。

 「…ディルナス様もティーナ様も既にお席に御着席なされておいでをお待ちですよ、セシリア様」

 ――!?

 その名が呼ばれ、ティーナの頭は強く、金属製の槌でがんと打たれたが如き衝撃音が鳴り響いた。

 何て…言ったの? 私のことを、彼女は、今何て。

 「…違う」

 「え?」

 かすかに震える声を耳にとらえた館の使用人の女性は、「おや」という、不審に満ちたまなざしで肩越しに振り返る。

 そこには天蓋付きのふかふかの寝台の上でちんまりとうずくまる、自身が仕えるいつもの見慣れた女主人の姿があった。

 しかし、どうやら彼女の様子は甚だ尋常ではなかった。

 やや遠目からでもそのただならぬ気配に気づく程、彼女は全身を小刻みに震わせながら、しきりと「違う、違う」と否定の言葉のみを繰り返すばかりだったのだから。

 「違うわ、私はティーナよ。ティーナ・アルトゥン。セシリア様なんかじゃ、ない」

 「どうかなされましたか? セシリア様。またお身体のお具合でも…?」

 毛足の長い絨毯敷きの床のため、すっと足音もなく近づき、容態を気にかけながら手を伸ばしかけてくる。

 そんな彼女から、ばっと身をひるがえし、逃れようとするティーナ。

 ……っ!?

 その時になってようやく、彼女は自身の手足や身体の異変に気づき、己が眼を今しも眼窩から転げ落としそうな勢いで驚愕の表情を浮かべるのだった。

 白磁をも思わせる透き通るような薄い色素の膚の色。
 華奢すぎるあまり、ごつごつと骨つくばる細い指。
 左手の薬指に固くはめていた全く見覚えのない、繊細な作りの指輪。

 そして――。

 ふらふらする頭をかばり振りながら、しんどい身体に鞭打つかのようにシーツの上に手をつき、やっとのことで上半身を起こしたティーナは、自身の正面の壁にかかる鏡の存在に気づき、恐る恐るそちらへと視線を注ぐ。

 とたん、ひゅっと咽喉の奥で息を飲むのとほぼ同時、すぐさま絶望的な気分に襲われる。

 豪奢で手の込んだ装飾をふんだんに施された枠にはめられた、曇りひとつないほどつややかに磨かれた鏡に映る、自分の姿。

 そこに映っていたのは――紛れもなくセシリア。
 セシリア・ファナトゥ・デヴォンシャー。この館の女主にして、ディルナスの…母君、その人だったのだ。

 白金色の長い髪、反り返った睫、群青色のつぶらな瞳、ぽっちりとした桜桃のような唇、顎から頬にかけてのすっきりしたライン…。

 これは私じゃない。私じゃない、私なんかじゃ…っ!

 頭を抱えてしきりにかばり振りながら、繰り返し否を唱える。

 ――そう。

 彼女の見目形は既に、ティーナ・アルトゥンの姿ではなかったのだった。



(続きます)
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お疲れ様でした。
そろそろとは伺っていたものの、とうとう再開ですね。
久しぶりにティーナが登場…と思いきや、なんとセシリアさんの姿に!
そして、セシリアさんがティーナの姿に。
さあ、どうなるティーナ?!
ってところで、しばらくおあずけですね(^^;)
続き、楽しみにしています!
いさな 2008/06/10(Tue)22:32:10 編集
きゃー☆見つかっちゃった(^^ゞ
…おまへが誘い受けなんかするからもう;
>ぢぶん(#゚Д゚)ゴルァ!!

ああ、もう!
素直に「いさなさんありがとう! 俺ガンガルよ!」と何故言えないかなあ、ンとに(-_-;)

ホントはこの一週間で三場面上げるつもりだったんです…が;
書いている途中で我ながらどっちがいいかわかんなくなっちゃったんで、ただ今いさなさんの意向をお伺い中~(^^ゞ
それよりファナトゥは王都から半日で着くはず…だよね?(笑)
>何で三日もかかってんだ;
いや、設定見直せば済む話なんだけども。

もう早くティーナとラズリを再会させたくて焦ってます(^^ゞ
あー。再会しちゃったらこの話終わっちゃうんだけども(笑)
完結するのは嬉しいけど書けなくなるのが悲しいなあってんで、私は放置プレイ多すぎですよ(;´Д`)
やまの URL 2008/06/12(Thu)22:32:35 編集
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